築生団・ドットコム

小説サークル『築生団』のBlog

メンバー作品情報

どうも、卯月真琴です。

 

さて、今回は間もなく東京文学フリマが開催されるという事で、ここら辺でメンバーの作品についての情報をお送りします。

 

と言っても、各々が自分で紹介していくことになると思いますが……

 

 

さて、そういうわけで、早速僕の作品情報を紹介しましょう。

 

僕、卯月真琴の作品は現在の所、二作品です。

 

傾国のアリア」……小説家になろうにて公開中(完結)

以下、作品紹介。

 

 アルヴェリア帝国はランスヴァール共和国へ宣戦布告し、ニカナは皇帝ダハウの命により共和国の首都を強襲するが、作戦は失敗に終わる。その最中、無表情の美少女・アリアと出会い一目惚れしてしまう。アリアは人を探しており、ニカナにその手伝いをして欲しいと頼んで来た。ニカナは手伝うことを約束し、アリアを連れて帝国へと戻る。

 その夜、アリアから『不完全な力』についての話を受け、『不完全な再生』という力を持っていると聞かされるが、ニカナには理解が出来なかった。

 新たな作戦に加わることになったニカナとアリアは謎の研究施設を発見する。しかし敵に包囲され、アリアは連れ去られてしまう。その際、『アダム』と名乗るもう一人の自分に身体を支配され、敵を一瞬で殲滅するとニカナは気を失ってしまった。

 ニカナが目を覚ますとそこは自室であった。ニカナは自身の内にいるアダムと話し、『不完全な分解』について知る事になる。療養を終えたニカナは再び作戦へ加わることになるが、敵は不老不死の戦士・アンジュリカスと共にアリアを投入して彼らを待ち受けていた。その事を知らないニカナはアリア奪還のため共和国首都を目指すがアンジュリカスと遭遇し、戦闘が始まる。持てる力を出し、アンジュリカスに打ち勝つと、アリアのいる司令部へと向かった。

 だがそこにいたのは、ネックレスに操られ戦闘マシンと化したアリアであった。ニカナはアリアを救うために戦うことを決意し、戦闘が始まった。その中で、ニカナはアリアの過去の映像を見てしまい、アリアを必ず助けると固く決意する。

 最後の力を振り絞って、ネックレスを破壊すると、二人はその場に倒れ込む。

 今回の戦いは帝国が勝利を収め、帝国ではニカナへの勲章授与式が執り行われた。式が終わり、歓談の時間となった頃、ニカナの元へアリアがやって来る。アリアは感謝の意を述べ、ニカナへ想いを伝えると二人は身を寄せ合い、静かに寄り添い合った。

 

 

さぁ伝承について話そうか」……小説家になろうにて公開中(連載中)

以下、作品紹介。

 

 秋月伊織はカツアゲを目撃した。素通りしようとしたら絡まれ、殴られそうになったが、拳は見えない壁に阻まれる。すると、二人の間には綺麗な振り袖を着た幼女が立っていた。幼女は『座敷童子』のさくらと名乗り、伊織を守るという願いによって生まれた伝承だと言う。

 伊織は自らが通う獬豸冠学園の伝承研究会へと赴き、そのメンバーに伝承について相談をする。同時に、古森という客人が訪れ、入院している親友を助けて欲しいと言った。すぐに病院へと向かうがそこで伝承『テケテケ』に襲われ、散り散りになってしまう。その隙に『テケテケ』は古森の友人を襲い、新たな『テケテケ』を産み出したが、様子がおかしい事に気付いた伝研会が話を聞くと、人を襲う様な衝動が無い事が分かった。それから数日後。古森は背後に親友の『テケテケ』を連れて登校していた。

 一ヶ月ほどが経ち、伊織は学園に向かう途中で巨大な龍を見た。それは外の世界から来訪する伝承『アラハバキ』である事が判明し、その伝承が齎す災いを防ぐため、『アラハバキ』を帰す作業が始まった。その夜、部室に儀式場を構築し、花穂と美羽が『アラハバキ』を元の世界へと帰す事に成功した。

 それから二か月ほどが経ち、伊織は階段に喰われる夢を見る。それは『十三階段』という伝承であり、成す術無く伊織は喰われてしまう。どうにか伊織を助けようとするが、一度喰われた伊織を救うには誰かが身代わりにならなくてはならないと言う事が判明し、さくらが身代わりとなった事で、伊織は現世に戻る事が出来た。だが『十三階段』はしつこく伊織を襲う。そして再び喰われそうになった時、伊織は成長した天女姿のさくらに救われ、さくらと伊織は『十三階段』を退ける。

 その数日後、学園にさくらが転校してくる。

 伊織はさくらに感謝の言葉を述べたが、そこに新たな伝承『カマイタチ』が飛び込んでくる。

 二人は『カマイタチ』を退治するために立ちあがった。

 

 

「傾国のアリア」

既に完結済みで、電撃大賞二次選考通過作品でもあります。

王道ファンタジーの作品で、僕が初めて書き上げた作品でもあるので、思い入れは一番ですね。

 

「さぁ伝承について話そうか」

現在、連載中で現時点ではまだ三話しか公開されていません。

電気大賞の一次通過作品ですが、タイミングやネタ集めに苦労していたため、思うような結果には至りませんでしたが、それでも楽しい作品です。

 

今後も、順次作品を「小説家になろう」様へ投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(卯月真琴)